木村拓哉さんがドラマ『HERO』で着用していた腕時計に関心がある方は多いのではないでしょうか。彼が劇中で使用していたのは、ロレックスの「エクスプローラーⅠ Ref.14270」です。
本記事では、キムタクがヒーローで使用していた時計として知られるこのモデルの魅力や、エクスプローラーⅠとはどんな時計なのか、さらにはエクスプローラーⅠとⅡの違いについても解説します。
加えて、エクスプローラーⅠ14270のスペック、当時の定価、現在の買取価格、その他の愛用モデルにも触れ、総合的に紹介していきます。
帰宅してヒーロー観てる。キムタク君してる時計はロレックスのエクスプローラーIやろかいな
— Atsuya Ikeda X™️ (@atsuya2000) August 11, 2014
- この記事でわかること
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- キムタクがヒーローで使用していたロレックスのモデル
- エクスプローラーⅠ Ref.14270の特徴と魅力
- 定価や現在の買取価格の目安
- その他のキムタク愛用ロレックスモデル
キムタクがヒーローで着用したロレックス
- キムタクがヒーローで使用していた時計は?
- エクスプローラーⅠとは
- キムタクのエクスプローラーは何ミリ?
- キムタクのロレックス愛用モデル
キムタクがヒーローで使用していた時計は?

木村拓哉さんが2001年に主演したテレビドラマ『HERO』は、日本中に大きなインパクトを与えた作品です。
その劇中で彼が着用していた腕時計が、ロレックスの「エクスプローラーⅠ Ref.14270」です。シンプルながらも力強いデザインで、役柄の久利生公平という個性的な検事のイメージに非常によくマッチしていました。
このモデルは、1990年から2001年まで製造されていたエクスプローラーⅠの代表的な型番であり、木村さんがこの時計を身に着けたことで、国内での人気が急上昇しました。
当時、キムタクがドラマで使用したことで注目を集め、販売店では品薄が続いたと言われています。
その後も「キムタクが着けていたロレックス」として語り継がれ、エクスプローラーⅠ Ref.14270は日本におけるロレックスブームの火付け役ともなった伝説的なモデルとなりました。
エクスプローラーⅠとは

ロレックスの「エクスプローラーⅠ」は、1953年に登場した冒険家向けの腕時計です。エベレスト初登頂の装備品として使われたことを背景に開発され、過酷な環境下でも正確な時を刻むことを目的に設計されました。
このモデルの特徴は、無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインと高い視認性です。3・6・9のアラビア数字インデックスに大きなメルセデス針を組み合わせることで、時間の確認が瞬時に行えます。また、カレンダー表示などをあえて省いたことで、視認性と堅牢性を最大限に高めています。
デザインは時代とともに細かな進化を重ねていますが、基本的なコンセプトは一貫しており、「冒険者のための時計」という立ち位置を維持し続けています。
スーツスタイルからカジュアルまで幅広く合わせやすいため、ファッション性の高い実用時計としても高い評価を得ています。
キムタクのエクスプローラーは何ミリ?

木村拓哉さんがドラマ『HERO』で着用していたロレックス エクスプローラーⅠ Ref.14270のサイズは36mmです。現在の主流モデルに比べるとやや小ぶりですが、このサイズ感が絶妙なバランスで、手首に自然に馴染むのが特徴です。
この36mmというサイズは、長年ロレックスが採用してきたエクスプローラーⅠの標準的なサイズであり、クラシカルでスマートな印象を与えます。近年は大型ケースが人気を集めていますが、このモデルは「控えめながらも存在感がある」という点で、多くのファンに支持され続けています。
また、ドラマでの木村さんの着こなしに自然に溶け込んでいたのも、この36mmサイズならではの魅力です。ビジネススタイルからカジュアルファッションまで幅広く対応できるため、現在でも高い人気を誇るサイズ感と言えるでしょう。
キムタクのロレックス愛用モデル

木村拓哉さんは、ロレックス愛好家としても知られており、複数のモデルを所有しています。代表的なモデルは以下のとおりです。
まず、最も有名なのがエクスプローラーⅠ Ref.14270です。
『HERO』や『ラブジェネレーション』などのドラマで着用したことで、キムタク=このモデルというイメージが定着しました。
他にも、エクスプローラーⅠ Ref.1016やRef.214270といった異なる世代のエクスプローラーⅠを所持しているとされており、モデルごとの違いを楽しんでいる様子がうかがえます。
また、スポーツロレックスの中でも特に高級ラインに属するデイトナ アイスブルー Ref.116506や、パイロット向けの多機能時計GMTマスターⅡ Ref.16713なども愛用。これらは主にテレビ番組やバラエティ番組での着用が確認されています。
木村拓哉
— 有名人の腕時計紹介bot (@kioku_no_tobira) February 28, 2021
ロレックス GMTマスター
型番:16753
価格:約130万円#キムタク #木村拓哉 #ロレックス
#Rolex pic.twitter.com/6VcErdV9tb
さらに、ドレッシーな印象のデイトジャスト Ref.1601や、ドラマ『月の恋人』で使われたロレックス エアキングも着用履歴があり、シーンに応じて多様なモデルを使い分けているのが特徴です。
木村拓哉さんのロレックス選びには、機能性だけでなくファッション性や演出とのバランスも重視されていると考えられます。
キムタクがヒーローで着用!エクスプローラーⅠの魅力
- エクスプローラーⅠ14270のスペック
- エクスプローラーⅠ14270の魅力
- エクスプローラーⅠ14270の定価
- エクスプローラーⅠ14270の買取価格
- エクスプローラーⅠとⅡの違い
- エクスプローラーⅠ ブラックアウト 14270 ステンレス
エクスプローラーⅠ14270のスペック

ロレックス エクスプローラーⅠ Ref.14270は、1990年から2001年まで製造されたモデルで、現代的なスペックとクラシックな外観が融合した逸品です。以下は、その代表的なスペックです。
- ケースサイズ:直径36mm
- 素材:ステンレススチール(オイスタースチール)
- 風防:サファイアクリスタル
- ムーブメント:Cal.3000(自社製自動巻き)
- 振動数:28,800振動/時
- パワーリザーブ:約48時間
- 防水性能:100メートル防水
- 夜光塗料:初期はトリチウム、後期はルミノバへ変更
- 製造年:1990年(E番)~2001年(P番)
特筆すべきは、前モデル(Ref.1016)から大幅なアップデートが施された点です。風防がプラスチックから傷に強いサファイアクリスタルに変更され、ムーブメントもハイビート仕様のCal.3000に刷新されています。

また、デザイン面ではアラビアインデックスやメルセデス針といったエクスプローラーの伝統を受け継ぎつつも、フォントや針の太さなどに現代的なアレンジが加えられています。そのため、クラシカルながらも現代的な印象を持つモデルとして、多くの支持を集めています。
エクスプローラーⅠ14270の魅力

エクスプローラーⅠ Ref.14270は、1990年から2001年にかけて製造されたロレックスの定番モデルです。このモデルの最大の魅力は、洗練されたシンプルさと高い実用性の融合にあります。
まず、視認性の高い黒文字盤に、3・6・9のアラビア数字とメルセデス針を配したクラシックなデザインは、エクスプローラーらしい象徴的な外観です。無駄を省いたミニマルなデザインは、どんなスタイルにも合わせやすく、普段使いにもフォーマルにも適しています。
さらに、前モデル(Ref.1016)からの進化点として、プラスチック風防からサファイアクリスタルへ変更された点や、ムーブメントに自社製のCal.3000を採用した点が挙げられます。これにより、耐久性や精度が向上し、長期間にわたって安心して使える時計となりました。
加えて、Ref.14270はドラマ『HERO』で木村拓哉さんが着用したことにより、「キムタクモデル」として国内で爆発的な人気を得た経緯もあります。芸能人の使用によって生まれる話題性と相まって、今でも中古市場では高値で取引されているほどです。
このように、デザイン・信頼性・話題性の三拍子が揃ったRef.14270は、ロレックスの中でも特に人気の高いモデルのひとつです。
エクスプローラーⅠ14270の定価

エクスプローラーⅠ Ref.14270が発売されていた1990年代当時の定価は、約30万円〜40万円台でした。今では信じられないほどの価格帯ですが、当時としてはロレックスの中でも比較的手が届きやすいモデルとして位置づけられていました。
しかし、1997年に木村拓哉さんがドラマ『ラブジェネレーション』で着用したことで人気が急上昇し、正規店では品薄状態が続きました。その結果、中古市場では定価以上の価格が付くプレミアムモデルとなり、実質的にはデイトナに次ぐ人気モデルとしてその地位を確立しました。
なお、現在のロレックス エクスプローラーⅠ(新型)の定価は100万円前後であることを考えると、当時の価格がいかにリーズナブルだったかがわかります。
Ref.14270はすでに生産終了しているため、正規店での販売はありませんが、現在も中古市場で高い人気を維持しています。
エクスプローラーⅠ14270の買取価格

ロレックス エクスプローラーⅠ Ref.14270の買取価格は、年式や状態、付属品の有無、希少性(シリアル番号やブラックアウト仕様など)によって大きく異なります。一般的な相場としては、おおよそ60万円~150万円程度で推移しています。
特に、初期生産モデルの一部に見られる「ブラックアウト」と呼ばれる仕様や、オリジナルブレスレット・箱・保証書などが揃っている個体は、プレミアがつきやすく、200万円を超えるケースもあります。
近年ではロレックス全体の市場価格が高騰傾向にあり、Ref.14270も例外ではありません。状態の良い個体は今後も価値が上がる可能性が高く、資産性のあるヴィンテージロレックスとして注目されています。
買取を検討している場合は、複数の業者で査定を受けるのがおすすめです。専門知識のある店舗であれば、希少価値を正当に評価してくれる可能性が高まります。
ロレックスがブームになる前に郡山のトポスとゆー店で エクスプローラー1が半額の18万で売ってたので 迷ってるうちに店が潰れてしまい買いそびれた過去がある _| ̄|(゚益゚)
— センチメンタルトマホーク(公式) (@pyonkichitweets) March 20, 2025
その後キムタクのやつがそれを着けたら 100万超えになって閉まった 🥶 ←そんなのばっか pic.twitter.com/dvGUpm6jfU
エクスプローラーⅠとⅡの違い

ロレックスの「エクスプローラーⅠ」と「エクスプローラーⅡ」は、名称は似ていますが、デザイン・機能・用途に明確な違いがあります。
まず、エクスプローラーⅠは1953年に誕生し、「登山家」や「探検家」など、過酷な自然環境に挑む人々のために開発されたシンプルな腕時計です。日付表示機能はなく、時刻の視認性を最優先にした設計が特徴で、スタイリッシュかつミニマルな外観が魅力です。
一方のエクスプローラーⅡは1971年に登場し、洞窟探検や極地調査など、昼夜の区別が難しい環境で活動する人々を対象に設計されています。24時間針と固定ベゼルを搭載しており、デュアルタイム表示や昼夜判別が可能です。また、日付表示も備えており、実用性がより高くなっています。
デザイン面では、エクスプローラーⅠがスッキリとした文字盤を持つのに対し、Ⅱはより複雑でスポーティな印象を与えます。ケースサイズもⅠは36〜39mmが中心、Ⅱは42mmとやや大きめで存在感があります。
このように、使用目的やデザイン性が異なる両モデルは、それぞれ異なる層から支持を集めており、好みに応じた選択が可能です。
本日の入荷商品です!
— 時計セレクトショップ BELLE MONDE 21 (@monde_belle) January 9, 2021
ロレックス エクスプローラ II 16570 WH
1991年から2011年頃まで生産された超ロングセラーモデル。
赤色のGMT針を備えた「エクスプローラーII」は、
エクスプローラーIの上位機種として、堅牢性と機能性が高められました。#中野ブロードウェイ#ベルモンド#ROLEX#腕時計 pic.twitter.com/xVrhQ5Z3G7
エクスプローラーi ブラックアウト 14270 ステンレス

「エクスプローラーⅠ Ref.14270」の中でも特に希少とされているのが、「ブラックアウト」と呼ばれるバリエーションです。このモデルは、初期の製造分にのみ存在する限定仕様であり、通常のRef.14270とは異なる特徴を持っています。
最大の違いは、文字盤の3・6・9のアラビア数字部分に白いラインがなく、黒いまま仕上げられている点です。これにより全体的に引き締まった印象を与え、よりスタイリッシュでクールな雰囲気を演出しています。
素材は通常のRef.14270と同様に、ステンレススチール(オイスタースチール)を使用。耐久性や装着感に優れており、日常使いにも適しています。
「ブラックアウト」は製造期間が非常に短く、市場に流通している数も少ないため、ヴィンテージ市場では特に高値で取引される傾向にあります。状態が良好で付属品が揃っている個体であれば、200万円以上の価格がつくことも珍しくありません。
このように、エクスプローラーⅠ Ref.14270 ブラックアウトは、コレクター垂涎のモデルとして、今なお根強い人気を誇っています。
キムタク ヒーロー ロレックスの魅力と注目ポイント
- ドラマ『HERO』でキムタクが着用したロレックスはエクスプローラーⅠ Ref.14270
- Ref.14270は1990年から2001年まで製造されたモデル
- シンプルなデザインでどんなスタイルにも合う
- キムタクの着用により日本国内でロレックスブームを巻き起こした
- ケースサイズは36mmで現代ではクラシックな印象
- カレンダー機能を持たないミニマル設計が特徴
- サファイアクリスタル風防と高い防水性を備える
- ムーブメントは自社製のCal.3000を搭載
- 初期モデルには希少な「ブラックアウト」仕様が存在
- Ref.14270の定価は当時約30万〜40万円台だった
- 現在の中古市場では60万〜150万円程度で取引されている
- ブラックアウト仕様は200万円以上で取引されることもある
- キムタクはエクスプローラー以外にデイトナやGMTマスターも愛用
- エクスプローラーⅠは視認性と堅牢性を重視した冒険家向けモデル
- エクスプローラーⅡは24時間針や日付表示を備える実用型モデル