ロレックスの人気スポーツモデル「GMTマスター2」と「サブマリーナ」。
この2つのモデルは、デザインやスペック、機能性において多くの共通点がある一方で、厚さなどデザインの違いを含めた細かな差異が存在します。
この記事では、GMTマスター2とサブマリーナの厚さなどデザインやスペックの違いから、それぞれのモデルが持つ魅力や、買いやすいのはどっちかという視点、さらにリセールバリューの観点からも比較を行います。
特に、GMTマスター2を選ぶメリットとして挙げられるのは複数のタイムゾーンを表示できる高い機能性であり、サブマリーナを選ぶメリットとしては、300m防水に裏打ちされた圧倒的な実用性です。
また、似ている点を整理しつつ、外観や機能における違いがどこにあるのかを明確にすることで、自分に合った1本を見つけるヒントになるはずです。ロレックス選びで迷っている方は、ぜひ最後までお読みください。
- この記事でわかること
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- GMTマスター2とサブマリーナの厚さやサイズ感の違い
- デザインや機能面での共通点と相違点
- 各モデルの特徴や選ぶメリット
- リセールバリューや購入のしやすさの違い
GMTマスター2とサブマリーナの厚さ等の違い
- デザイン面の厚さやサイズ感の違い
- 似ている点と共通仕様を紹介
- スペックで比較する2モデル
- 違いが際立つポイントとは?
- 買いやすいのはどっちか比較
デザイン面の厚さやサイズ感の違い
項目 | GMTマスター2 | サブマリーナ |
---|---|---|
ケース直径 | 約40~41mm | 約40~41mm |
ケース厚さ | 約12.7mm | 約12.3mm |
ベゼル | 24時間表示・両方向回転ベゼル | 60分表示・逆回転防止ベゼル |
GMT針(第2時間帯表示) | あり(24時間針) | なし |
見た目の印象 | やや厚みがあり、華やかな印象 | スリムでシンプル、引き締まった印象 |
装着感 | やや重厚感あり、存在感が強い | 比較的軽快で袖口にもなじみやすい |
ベゼルの素材 | セラクロム(セラミック) | セラクロム(セラミック) |
デザインの特徴 | ツートーンベゼル(ペプシ・バットマン等) | 単色ベゼル(ブラック・グリーンなど) |
GMTマスター2とサブマリーナは、一見すると似たデザインですが、厚さやサイズ感には明確な違いがあります。
結論として、サブマリーナの方が若干薄く、装着感が軽快である
一方で、GMTマスター2は存在感がやや強く、視覚的なインパクトがあるのが特徴です。
その理由は、それぞれのモデルが持つ機能と目的にあります。
サブマリーナはダイバーズウォッチとして設計されており、スリムなケースでスーツやカジュアルな服装にもなじみやすくなっています。防水性を確保しつつも、無駄を省いた設計により、着け心地の良さが際立っています。
一方、GMTマスター2はパイロットウォッチとしての機能を備えているため、24時間表示のベゼルや独立したGMT針など、機能の多さからケースがやや厚くなっています。
実際、両モデルとも直径は約40〜41mmですが、GMTマスター2は約12mm台後半、サブマリーナは約12.3mm前後という厚さの差があり、わずかながらサブマリーナの方が薄型です。
このようなサイズ感の違いは、手首の細い人や、スーツの袖口に干渉しにくい時計を求める人にとって重要な比較ポイントになります。
デザイン面では、サブマリーナはよりシンプルかつ伝統的な印象を与え、GMTマスター2は多機能性と華やかなカラーベゼルによる個性が魅力です。
似ている点と共通仕様を紹介
・GMTマスター2とサブマリーナの共通点
- ケース素材はどちらもオイスタースチール(904L)
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高い耐腐食性と光沢を兼ね備えたロレックス独自の高級ステンレスを使用しています。
- セラクロムベゼルを採用
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傷に強く、紫外線による退色も起きにくいセラミック素材で、長期使用でも美しさを保てます。
- 夜光インデックスを搭載
-
クロマライトという夜光塗料により、暗所でも長時間視認性を維持します。
- パラクロム・ヒゲゼンマイを使用したムーブメント
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耐磁性・耐衝撃性に優れ、精度の安定性が高いです。
- スーパークロノメーター認定
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日差-2〜+2秒という極めて高い精度を保証するロレックス独自の品質基準をクリアしています。
- パワーリザーブは約70時間
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数日間装着しなくても止まらずに動き続ける実用性があります。
- ケースサイズはおおよそ40〜41mm
-
日常使いに適したバランスの取れたサイズ感です。
- ロレックスのスポーツラインとして高い資産価値を維持
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中古市場でも人気が高く、リセールバリューも安定しています。
GMTマスター2とサブマリーナは、異なる用途で設計されたモデルですが、どちらもロレックスのスポーツウォッチとして共通する魅力と仕様があります。
結論としては、高い耐久性と機能性、そして資産価値の高さが両モデルの共通点と言えるでしょう。
まず、どちらのモデルにも採用されているのが「オイスタースチール」と呼ばれるステンレス素材です。
これは、ロレックスが独自に使用する904Lスチールで、耐腐食性と光沢感に優れた高級素材です。海水や湿気、汗などに強く、日常使いからアウトドアまで幅広く対応します。

また、両モデルとも「セラクロムベゼル」を採用しており、傷が付きにくく退色しにくいセラミック素材が使用されています。長期間にわたって新品同様の美しさを保ちやすい点も共通しています。
ムーブメントに関しても共通する部分が多く、どちらもスーパークロノメーター認定を受けており、日差-2〜+2秒という高精度を誇ります。また、パワーリザーブは約70時間と、数日間装着しなくても問題なく動作します。
さらに、視認性にも配慮されたデザインで、夜光インデックスや大きめのアワーマーカーが採用されているため、暗所でも時間が確認しやすい設計です。
このように、デザインの違いはあれど、ロレックスのスポーツラインとしての高品質な仕様は共通しています。これが、どちらのモデルにも根強い人気と高い評価がある理由の一つです。
スペックで比較する2モデル

GMTマスター2とサブマリーナは、いずれもロレックスのスポーツモデルですが、搭載されているスペックには明確な違いがあります。
結論としては、GMTマスター2は複数のタイムゾーンを表示できる機能性重視、
サブマリーナは高い防水性能とシンプルな操作性に特化したモデルです。
GMTマスター2の特徴
GMTマスター2の最大の特徴は、GMT機能(第2時間帯表示)です。
独立して動く24時間針と両方向に回転する24時間ベゼルにより、最大3つの時間帯を管理できます。ビジネスや旅行で複数の地域の時刻を把握する必要がある方にとっては、非常に実用的な機能です。
サブマリーナの特徴
一方、サブマリーナはプロフェッショナル仕様のダイバーズウォッチであり、水深300mまでの防水性能と逆回転防止ベゼルが備わっています。
潜水時間を正確に測るための構造で、シンプルながらも信頼性の高いスペックです。
両モデル共通の特徴
また、両モデルともにパワーリザーブは約70時間、スーパークロノメーター認定の高精度ムーブメントを搭載していますが、GMTマスター2には「キャリバー3285」、サブマリーナには「キャリバー3230(ノンデイト)」または「キャリバー3235(デイトモデル)」が使用されています。
このように、用途に応じたスペックの違いがあるため、どの機能を重視するかが選択の決め手となります。
違いが際立つポイントとは?

GMTマスター2とサブマリーナは多くの共通点がある一方で、使用目的やデザイン、機能性において明確な違いも存在します。
特に「どのようなシーンで使うか」によって選び方が大きく分かれるのが特徴です。
違い①:ベゼルの機能と表示形式
まず、最も際立つのはベゼルの機能と表示形式の違いです。
GMTマスター2は24時間表示のベゼルとGMT針によって、複数のタイムゾーンを管理できます。
一方、サブマリーナは60分までの潜水時間を計測する逆回転防止ベゼルを備えており、完全に用途が異なります。
違い②:防水性能
また、防水性能にも差があります。サブマリーナは水深300mまで対応可能なのに対し、GMTマスター2は100m防水にとどまります。日常生活では十分なレベルですが、海やダイビングでの本格的な使用を考えるとサブマリーナが有利です。
違い③:デザイン
デザイン面では、GMTマスター2の方がカラーバリエーションに富んでおり、個性的なモデルが多い点がポイントです。赤青や青黒などのツートーンベゼルが多く、ファッション性を重視するユーザーに好まれます。
対照的に、サブマリーナは黒や緑などのシンプルな配色が多く、フォーマルなシーンにも適応しやすい印象があります。
さらに、リューズ構造やケースの厚みにも差があり、装着感にも微妙な違いがあるため、実際に試着して選ぶのが理想的です。
このように、機能・防水性・デザイン・装着感の4つの視点で見ると、それぞれのモデルが異なる個性と強みを持っていることが分かります。
買いやすいのはどっちか比較

ロレックスの中でも人気の高いGMTマスター2とサブマリーナは、入手のしやすさという点で比較されることが多いモデルです。
結論としては、どちらも非常に入手困難なモデルであるものの、入荷状況や流通価格には若干の差があります。
正規販売店での入手難易度
まず、正規販売店での入手難易度ですが、両モデルともに「常に品薄」であるのが現状です。
とくにステンレススチール製の人気モデル(サブマリーナーデイトやバットマンなど)は、正規店への入荷が少なく、抽選や常連顧客優先での販売が一般的となっています。

中古市場での入手難易度
中古市場では、両モデルともプレミア価格で取引されていますが、相場に若干の違いがあります。
一般的に、GMTマスター2の中でも「ペプシ(赤青)」「バットマン(青黒)」などのツートーンベゼルモデルは、特にコレクター人気が高く、定価より数十万円以上高い価格で取引されることが多いです。
一方、サブマリーナはモデルによって価格差がありますが、黒ベゼルのノンデイトモデル(Ref.124060)などは比較的相場が安定しており、手が届きやすいという印象があります。
ただし、グリーンサブ(Ref.126610LV)のように人気が集中するモデルは高額になる傾向も見られます。
加えて、GMTマスター2はジュビリーブレスレットとオイスターブレスレットの選択肢があるため、自分のスタイルに合わせやすい一方、選択肢が多いぶん「狙ったモデルが入手しづらい」という面もあります。
結局のところ、価格や入手性を重視するならば、黒ベゼルのサブマリーナが比較的買いやすい傾向にあると言えますが、好みやタイミングによって状況は大きく変わるため、複数の販売チャネルを確認することが重要です。
GMTマスター2とサブマリーナの魅力の違い
- GMTマスター2を選ぶメリット
- サブマリーナを選ぶメリット
- サブマリーナの魅力と評価
- GMTマスター2の魅力と評価
- リセールバリューが高いのはどっち?
- ロレックスで一番売れているモデルは?
GMTマスター2とサブマリーナの魅力の違い

GMTマスター2とサブマリーナは、いずれもロレックスを代表するスポーツモデルですが、それぞれ異なる魅力を備えています。
GMTマスター2は多機能性と華やかなデザインが魅力であり、サブマリーナは堅実で信頼性の高いデザインが特徴です。
GMTマスター2の魅力
GMTマスター2の最大の魅力は、複数のタイムゾーンを把握できるGMT機能にあります。
国際的な移動が多い人や、海外との時差管理を求めるビジネスパーソンにとっては実用的なメリットです。また、ペプシやバットマンといったツートーンベゼルによるカラフルなデザイン展開も、個性を重視するユーザーに支持されています。
サブマリーナの魅力
対してサブマリーナは、300m防水という圧倒的な防水性能を備えており、海やアウトドアなどあらゆるシーンで使える万能性が特徴です。
さらに、無駄を省いたシンプルなデザインと高い視認性により、スーツスタイルからカジュアルまで幅広く対応できる点が評価されています。
デザイン面では、GMTマスター2の方がやや派手な印象を与える一方、サブマリーナはクラシックで落ち着いた雰囲気を持ちます。
つまり、個性と機能を求めるならGMTマスター2、普遍的な魅力と実用性を求めるならサブマリーナが適しています。
このように、魅力の方向性が大きく異なるため、用途や好みによって選択が分かれるモデルと言えるでしょう
GMTマスター2を選ぶメリット

GMTマスター2は、ロレックスの中でも機能性とデザイン性を兼ね備えたモデルとして高い評価を受けています。多機能性と個性を演出できるデザインが、GMTマスター2を選ぶ最大のメリットです。
特徴①:GMT機能
最大の特徴であるGMT機能により、複数のタイムゾーンを瞬時に確認できる点は、海外出張や国際的なやり取りが多いビジネスパーソンにとって大きな利便性をもたらします。
24時間表示の針と回転ベゼルを組み合わせることで、最大3つの地域の時間を一目で把握することが可能です。
特徴②:カラーバリエーションが豊富
また、GMTマスター2はカラーバリエーションが豊富で、個性的なスタイルを楽しめる点も魅力の一つです。
赤青の「ペプシ」や青黒の「バットマン」など、ベゼルの配色によって印象が大きく変わるため、ファッションに合わせた選び方もできます。
こうした遊び心のあるデザインは、時計をファッションアイテムとしても楽しみたい方にぴったりです。
特徴③:リセールバリューが高い
さらに、GMTマスター2はリセールバリューが高いことでも知られています。
特に人気の高いベゼルカラーは中古市場でも需要が高く、購入価格を上回るプレミアが付くケースも珍しくありません。
特徴④:ブレスレットの選択肢がある
加えて、オイスターブレスレットやジュビリーブレスレットなど複数のブレスレットスタイルが選べる点も、着用シーンや好みに応じたカスタマイズ性を高めています。
このように、GMTマスター2は単なる時計としてだけでなく、「機能・デザイン・資産性」の三拍子がそろった魅力的なモデルです。
サブマリーナを選ぶメリット

サブマリーナは、ロレックスの中でも最も象徴的なモデルの一つとして位置づけられており、その信頼性と汎用性から幅広い層に支持されています。
高い防水性能と普遍的なデザインにより、どんなシーンにも適応できるのがサブマリーナの強みです。
特徴①:優れた耐水性
サブマリーナ最大のメリットは、300m防水という優れた耐水性にあります。
このスペックは本格的なダイビングにも対応できるレベルであり、海辺やアウトドアはもちろん、日常生活のあらゆるシーンでも安心して使用できます。
さらに、逆回転防止ベゼルにより、時間の誤計測を防ぐなど、実用性に優れた機能が備わっています。
特徴②:シンプルなデザイン
また、シンプルで洗練されたデザインは、スーツやカジュアルスタイルを問わず合わせやすく、長期間使用しても飽きがこない点が特徴です。
黒ベゼルをはじめとする落ち着いたカラーリングは、フォーマルな場面でも違和感なく着用できるため、ビジネスパーソンにも適しています。
さらに、サブマリーナはモデルチェンジが比較的少なく、デザインが安定しているため、トレンドに左右されにくいという安心感があります。これにより、中古市場でも高い価格を維持しやすく、資産価値の面でも魅力的です。
ブレスレットには堅牢なオイスターブレスレットが標準装備されており、エクステンション機能により微調整が可能で、快適な装着感を得られるのもポイントです。
このように、サブマリーナは「長く使えるロレックスが欲しい」「シーンを選ばず使いたい」といったニーズに最適なモデルです。
サブマリーナの魅力と評価

サブマリーナは、ロレックスのラインナップの中でも特に信頼性と歴史に裏付けられたモデルとして高く評価されています。プロフェッショナル仕様でありながらも日常に溶け込む万能性が、サブマリーナの最大の魅力です。
堅牢性と実用性
まず注目すべきは、その堅牢性と実用性です。1953年の登場以来、ダイバーズウォッチとしての性能を磨き続けてきたサブマリーナは、300mの防水性能や視認性の高いインデックス、逆回転防止ベゼルといった機能面で高い評価を受けています。
これらはプロダイバー向けの仕様でありながら、普段使いとしても十分すぎる耐久性を誇ります。
クラシックなデザイン
また、そのデザインは時代を超えて愛されるクラシックスタイルです。無駄のないシンプルなフォルムと、ブラックを基調としたカラーリングはスーツにもカジュアルにもマッチし、幅広い層に支持されています。
とくに黒ベゼルモデルは、「ロレックスらしい王道感」を体現した存在として多くの人に選ばれています。
高いリセールバリュー
さらに、中古市場においても高いリセールバリューを維持しており、プレミア価格が付くことも珍しくありません。
とくにRef.126610LNやRef.124060といったステンレスモデルは人気が集中しており、価格が安定しやすい傾向にあります。
サブマリーナはその完成度の高さから、時計に詳しくない人でも「格好良い」「信頼できる」という印象を持ちやすく、ロレックスの入門機としても最適なモデルです。購入後も長く愛用できるという安心感が、購入者の満足度を高めています。
GMTマスター2の魅力と評価

GMTマスター2は、ロレックスの中でも特に「旅」と「機能性」を象徴するモデルとして知られています。個性あふれるデザインと実用的なGMT機能の両立が、GMTマスター2の大きな魅力です。
複数の時間帯を一目で把握
まず、GMTマスター2の代表的な特徴は、24時間表示の回転ベゼルとGMT針によって複数の時間帯を一目で把握できる機能性です。この機能は、国際線パイロットやグローバルに活動するビジネスパーソンなど、時間管理が重要な場面で特に重宝されます。
ファッション性の高いスポーツモデル
また、豊富なベゼルカラーとユニークな愛称(ペプシ、バットマンなど)**によって、ファッション性の高いスポーツモデルとしても注目を集めています。
これにより、「人と違うロレックスが欲しい」「少し遊び心のあるモデルが良い」というユーザーから強く支持されています。
装着感の良さ
装着感についても、近年のモデルではケースサイズやラグ幅が見直され、装着性とバランスの良さが向上しています。ジュビリーブレスレットを選択できるモデルもあり、カジュアルにもドレッシーにも使える柔軟性があります。
リセールバリューが高い
さらに、中古市場においてもGMTマスター2は特にリセールバリューが高いモデルとされています。
人気のベゼルカラーや限定生産モデルなどは、市場で高値が付く傾向が強く、購入後も資産価値を維持しやすい点が評価されています。
全体として、GMTマスター2は、機能・デザイン・ステータス性のバランスが取れたロレックスの中でも個性派のモデルとして、非常に高い評価を受けています。
リセールバリューが高いのはどっち?

ロレックスの人気モデルであるGMTマスター2とサブマリーナは、いずれも中古市場において高いリセールバリューを維持しています。
どちらも資産価値が高いモデルですが、ベゼルカラーやモデルによってGMTマスター2の方がプレミアム価格が付きやすい傾向にあります。
サブマリーナは価格変動が少ない
まず、サブマリーナは黒ベゼルを基調としたクラシックなデザインが主流で、需要が安定しているため大きな価格変動が少なく、長期的に安定したリセールバリューが期待できます。
特に「サブマリーナーデイト(Ref.126610LN)」や「ノンデイト(Ref.124060)」などの現行モデルは流通量も多く、市場価格が安定しています。
GMTマスター2はモデルによって変動が大きい
一方、GMTマスター2は、ベゼルカラーによって希少性が大きく変動する点が特徴です。
たとえば「ペプシ(赤青ベゼル)」や「バットマン(青黒ベゼル)」といった人気カラーは、生産本数や入荷数が限られていることもあり、中古市場ではプレミアム価格が付きやすくなっています。これにより、定価を大きく上回る価格で取引されるケースも珍しくありません。
また、ジュビリーブレスレット仕様や新型ムーブメントを搭載したモデルは、さらにリセール価値が高まる傾向があります。
一方で、トレンドの影響を受けやすいため、カラーやモデルによって価格が変動しやすい面もあります。
結論として、安定性を重視するならサブマリーナ、希少性とプレミアを狙うならGMTマスター2がそれぞれの強みと言えます。どちらも高いリセールバリューを誇ることに違いはありませんが、売却時期や市場状況によって差が出やすい点を理解しておくと良いでしょう。
ロレックスで一番売れているモデルは?

ロレックスの中で最も売れているモデルは、その時々の市場動向や新作の発表によって変動しますが、現在もっとも高い人気を誇るのは「サブマリーナーデイト(Ref.126610LN)」とされています。
堅実なスペックとシンプルなデザイン、そして高い資産価値が評価され、サブマリーナが販売数・支持率ともにトップクラスです。
2024年の売上データによると、正規店・中古市場ともにサブマリーナーデイトの取引数が非常に多く、特に黒ベゼル×黒文字盤の組み合わせは、初めてロレックスを購入する層にも選ばれやすい王道モデルとして人気を集めています。
一方で、GMTマスター2も「ペプシ」「バットマン」など個性の強いモデルがコレクターを中心に根強い人気を持ち、ベゼルの色違いによって売れ筋ランキングの中で複数のバリエーションが上位にランクインしています。
近年の市場傾向では、サブマリーナは「無難で失敗のないロレックス」、GMTマスター2は「個性と希少性を楽しむロレックス」として棲み分けが進んでいます。
したがって、販売数で最も多いのはサブマリーナ、注目度や話題性ではGMTマスター2も同等のポジションを維持しています。
購入にあたっては、ランキングにとらわれることなく、自分の使用シーンやファッション、好みに合ったモデルを選ぶことが大切です。
GMTマスター2とサブマリーナの厚さを含む違いまとめ
- サブマリーナは厚さ約12.3mmでGMTマスター2よりやや薄型
- GMTマスター2の厚さは約12.7mmで、装着時にやや存在感がある
- 両モデルともケースサイズは約40〜41mmとほぼ同等
- GMTマスター2は24時間ベゼルとGMT針を備える多機能型
- サブマリーナは60分逆回転防止ベゼルで防水重視の構造
- デザインはGMTマスター2がカラーベゼルで華やかな印象
- サブマリーナは黒や緑の単色ベゼルでシンプルな美しさ
- GMTマスター2はジュビリーとオイスターブレスから選択可能
- サブマリーナはオイスターブレス固定で堅実な印象
- GMTマスター2はGMT機能により最大3つの時間帯を把握できる
- サブマリーナは300m防水でダイビングにも対応する信頼性
- 両モデルはロレックス独自の904Lスチール製で耐久性が高い
- 夜光インデックスやクロマライト塗料で暗所でも視認性良好
- ムーブメントには高精度なスーパークロノメーター認定機を搭載
- リセールバリューはどちらも高く、特にGMTはカラーで差が出る