ロレックスの中でも圧倒的な人気を誇るGMTマスター2は、その高い実用性とステータス性から多くの愛好家に支持されています。しかしながら、正規店での購入は極めて困難であり、買える確率が低いことでも知られています。
本記事では、GMTマスター2の購入難易度について詳しく解説し、その難易度が高い理由や、購入チャンスを上げるためのロレックスマラソンの実践方法を紹介します。
また、モデルごとの定価や買取価格、プレミア価格の動向から見た価値が下がらないモデルの特徴も整理。さらに、正規店で買えないロレックスランキングや、GMTマスター2の中でも比較的入手しやすいモデルの情報まで網羅します。
最後には、ロレックスで一番レアなモデルについても言及し、購入戦略を立てるうえで役立つ情報をお届けします。
- この記事でわかること
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- GMTマスター2の入手難易度とその理由
- 購入確率を上げるための具体的な対策
- モデル別の入手難易度とプレミア価格の違い
- 買取価格や価値が下がらないモデルの見極め方
GMTマスター2の購入難易度を解説
- GMTマスター2はどんな時計？
- GMTマスター2を買える確率
- 購入難易度が高い理由
- GMTマスター2の正規価格とプレ値
- バットマンの買取価格と人気
GMTマスター2はどんな時計？
ロレックスの「GMTマスター2」は、複数のタイムゾーンを同時に表示できる機能を備えた高機能な腕時計です。
1950年代に国際線パイロットのニーズに応える形で誕生し、以降も進化を続けています。
この時計の最大の特徴は、24時間表示のGMT針と回転ベゼルを使い、最大3つの時間帯を把握できる点です。現地時間に加え、日本時間や出発地の時間などを同時に確認できるため、海外出張や旅行が多い人にとって非常に便利です。
また、耐久性の高いセラミックベゼルや視認性の良いダイヤルなど、ロレックスならではの高い品質とデザイン性も兼ね備えています。
ビジネスでもカジュアルでも使える汎用性の高さから、多くの時計愛好家や投資家から注目されています。
今日から少し早い夏休みで家族とハワイ✈️南の島なのに東京より6〜7℃低いし、湿度も勿論無いのでもう東京人にとっては避暑地なのでは？お供は悩んだ結果GMTマスター2ペプシ🔴🔵海外でめちゃ便利なGMT機能を持ちつつも、バカンスなので実用性だけでなく気分の上がる時計という事でチョイス✨最高です😍 pic.twitter.com/yX7VXQiacX
— tk_chrono_3rd (@tk_chrono_3rd) July 23, 2024
GMTマスター2を買える確率
GMTマスター2を正規店で購入できる確率は非常に低いとされています。
特に人気モデルである「ペプシ」や「バットマン」は、発売と同時に完売することが多く、一般の購入者が入手するのは困難です。
人気モデルの入手難易度は「SSSランク」に分類されており、プレミア価格が定価の2倍以上になるケースもあります。
正規店での在庫状況は常に変動するため、「通い続けても出会えない」といった声も少なくありません。
一方で、「10回程度の訪問で購入できた」という報告もあり、完全に不可能というわけではありません。購入確率は、訪問する店舗やタイミング、スタッフとの関係性など多くの要因によって変動します。
そのため、GMTマスター2を入手するには、単なる運だけでなく、戦略的なアプローチも重要だといえるでしょう。
購入難易度が高い理由
GMTマスター2の購入難易度が高い理由は、主に「供給の少なさ」と「需要の高さ」にあります。
ロレックスは意図的に供給数を制限する戦略を取っており、限られたモデルが限られた数だけ市場に出回るため、争奪戦が常態化しています。
特にGMTマスター2は、スポーツモデルの中でも実用性とステータス性を兼ね備えた人気シリーズであるため、初めてのロレックスとして選ばれることも多く、常に高い需要があります。
さらに、価格が安定しており資産価値も高いことから、投資目的での購入も増加しています。
加えて、ロレックスは転売防止のために「購入制限」や「顧客審査」を設けていることも多く、誰でも簡単に購入できるわけではありません。
このような条件が重なって、GMTマスター2は非常に入手困難なモデルとなっているのです。
GMTマスター2の正規価格とプレ値
GMTマスター2は、ロレックスの中でも定価と実勢価格の差が大きいモデルとして知られています。
たとえば、ペプシ（126710BLRO ジュビリー）の正規販売価格は約166万円ですが、二次市場では約336万円と、プレミア価格は170万円以上、プレ率は100％を超えることも珍しくありません。
このような「プレ値」は、正規店での入手が極めて困難な状況により発生しています。
供給が限られる一方で、世界中での需要が高いため、二次流通市場では高値がつきやすくなっています。
プレミア価格の傾向はモデルによって異なりますが、ペプシやバットマンといった人気モデルではプレ率が50～100％超となるケースもあり、価格上昇のリスクも含まれる点は注意が必要です。
とはいえ、定価で購入できれば非常にコストパフォーマンスの高い買い物となるため、多くの人が「ロレックスマラソン」に挑戦しているのです。
バットマンの買取価格と人気
GMTマスター2の中でも「バットマン」と呼ばれるモデル（Ref.126710BLNR）は、その黒と青のツートンベゼルが特徴で、非常に高い人気を誇ります。
ジュビリーブレス仕様・オイスターブレス仕様の両方が存在し、いずれも国内外で需要が高く、資産価値の面でも評価されています。
2025年4月時点での買取価格は約260万円前後で、正規価格約166万円に対して約56％のプレミアが付いています。この価格帯はスポーツロレックスとしては非常に安定しており、他モデルと比較しても人気の高さが際立ちます。
特に、黒と青のベゼルデザインは唯一無二であり、「ビジネスでもカジュアルでも使いやすい」とされていることから、幅広い層から支持されています。
また、近年では中古市場での回転も速く、売却後すぐに次のオーナーが決まるケースも珍しくありません。
このように、バットマンは「手に入れにくく、手放しにくい」時計の一つとして、高い人気と資産価値を両立したモデルと言えるでしょう。
購入できたのはGMTマスター2 青黒ベゼル
— ナカノ5 (@rorobatmanroro) November 10, 2024
通称バットマン
別モデル提案頂いたり、塩対応受けたり心折れかけましたが一般ランナー、購入歴無しでもバットマンに巡り会えました。
ファーストロレックス一生大切に使います！#ロレックスマラソン#バットマン#126170BLNR pic.twitter.com/uciDosRyW3
GMTマスター2の購入難易度の対策
- モデル別入手難易度ランク一覧
- ロレックスマラソンをするべき
- 効果的な購入方法と訪問のコツ
- 入手しやすいモデル
- 価値が下がらないモデルの特徴
- 正規店で買えないロレックスランキング
- ロレックスで一番レアなモデルとは？
モデル別入手難易度ランク一覧
GMTマスター2は、同じシリーズ内でもモデルによって入手難易度が大きく異なります。以下は2025年時点での主要モデルの難易度ランクです（SSSが最難関、Bが比較的入手しやすいランク）。
SSSランク（最難関）
- ジュビリーペプシ（Ref.126710BLRO）
- オイスターペプシ（Ref.126710BLRO）
- バットマン（Ref.126710BLNR）
※プレ率：56.4～102.2％
SSランク
- 黒灰ジュビリー（Ref.126710GRNR）
※プレ率：72.7％
Sランク
- 黒灰オイスター（Ref.126710GRNR）
- レフティーモデル（Ref.126720VTNR）
※プレ率：50〜60％
Aランク
- ゴールド無垢モデル（Ref.126718GRNR／126719BLRO／126715CHNR）
※プレ率がマイナスになるケースもあり、安定資産向け
Bランク（比較的入手しやすい）
- ゴールドコンビモデル（Ref.126713GRNR／126711CHNR）
※プレ率：約10％前後
このように、素材やベゼルカラー、ブレスレット仕様の違いによって、同じGMTマスター2でも入手のしやすさが大きく変わってきます。
特にSSSランクのモデルは、正規店での出会い自体が極めて稀です。
ロレックスマラソンをするべき
GMTマスター2を正規店で手に入れるためには、いわゆる「ロレックスマラソン」と呼ばれる行動が非常に有効です。
これは、複数回にわたってロレックスの正規店を訪問し続けることで、購入のチャンスを増やす戦略的な方法です。
なぜマラソンが必要なのかというと、ロレックスは基本的に在庫情報を公開せず、予約や取り置きも行わないため、いつ店頭に並ぶかが読めません。
したがって、頻繁に通うことで、偶然在庫があるタイミングに出会える可能性を高めることができます。
また、マラソンを続ける過程で販売員との関係が深まり、信頼を築くことができれば、よりスムーズに案内してもらえることもあります。
特に過去に購入歴がある人や、店舗スタッフからの認知がある人は、優先的に在庫の有無を伝えられるケースもあります。
一方で、ただ通うだけではなく、服装や言動、会話の内容にも気を配ることが重要です。真摯な姿勢と誠実な対応が、店舗側からの好印象につながり、結果として購入に近づく要因となります。
ロレックスマラソンは根気のいる活動ですが、実際に多くの購入者がこの方法でGMTマスター2を手に入れています。
ご報告。
— んー、名前わからない。 (@BNE_WAS_HERE) October 15, 2024
二年以上のロレックスマラソンの結果、遂に、、、gmtマスター2ペプシを手に入れる事ができました。
ロレックススタッフの方々、家族、応援してくださいました皆様ありがとうございました！
マラソン中の方は諦めず頑張ってください！出会いは突然です。
愛が全て。 pic.twitter.com/zSbxMp60DO
効果的な購入方法と訪問のコツ
GMTマスター2の購入を目指すうえで、ただ店舗に通うだけでなく、効果的な行動を取ることが重要です。以下は、実際の購入者たちが実践していた訪問時のポイントです。
1. 担当者の指名を意識する
購入チャンスを増やすためには、可能な限り同じ担当者に接客してもらうことが有効です。毎回違うスタッフと話すよりも、信頼関係を築くことで紹介される可能性が高まります。
2. ロレックス着用で訪問する
過去に購入したロレックスを着用して訪問することで、転売目的ではないというアピールになります。また、スタッフとの会話のきっかけにもなります。
3. 日常会話を重視する
在庫確認だけでなく、担当者との日常的な会話を心がけることで、印象に残りやすくなります。あえて時計の話題を避けることで、自然な関係性を築く人も多いです。
4. 服装は清潔感を意識する
高級店にふさわしい服装で訪問することも大切です。Tシャツやジーンズでも問題ないケースもありますが、短パンやサンダルなどのラフすぎる服装は避けたほうが無難です。
5. 平日の午後が狙い目
混雑する週末を避け、平日昼過ぎなどの比較的空いている時間帯に訪れると、店員にゆっくり対応してもらえる可能性が高まります。
これらのコツを実践することで、限られた在庫の中からGMTマスター2を案内してもらえるチャンスが広がります。
入手しやすいモデル
GMTマスター2の中でも、比較的入手しやすいモデルは存在します。
プレミア価格が抑えられていたり、需要がやや落ち着いていたりするモデルは、正規店での案内率も若干高めといわれています。
手に入れやすいモデルの代表例
- GMTマスターII YGコンビ（Ref.126713GRNR）
定価：¥2,722,500／プレ値：約¥3,030,000／プレ率：約11% - GMTマスターII EGコンビ（Ref.126711CHNR）
定価：¥2,675,200／プレ値：約¥2,925,000／プレ率：約9%
これらのモデルは、ステンレススチールとゴールドのコンビネーションデザインで、完全なスポーツモデルに比べると若干フォーマルな印象があります。
そのため、カジュアル層からの需要が比較的少なく、在庫として並ぶ可能性がわずかに高まります。
一方で、ステンレス無垢の人気モデル（ペプシ・バットマン等）は依然として入手難易度が高く、正規店に通い続けても出会えないことが多いです。
予算や使用目的によっては、まず入手しやすいモデルからロレックスライフを始めるのも一つの選択肢です。
価値が下がらないモデルの特徴
GMTマスター2をはじめとするロレックスの中には、資産価値が高く、時間が経っても価値が下がりにくいモデルが存在します。こうしたモデルにはいくつかの共通した特徴があります。
1. ステンレススチール製の人気モデル
ペプシ（Ref.126710BLRO）やバットマン（Ref.126710BLNR）など、ステンレス素材の人気モデルは、価格が安定しやすく、需要も高いためリセールバリューが維持されやすい傾向があります。
2. 生産終了または限定生産モデル
生産が終了しているモデルや限定でリリースされたモデルは、市場に出回る数が少ないため希少価値がつきやすく、価格が上がるケースも少なくありません。
3. 個性的なデザイン・素材
隕石ダイヤル（メテオライト）など、他のモデルに見られないデザインや素材が使われている場合、その希少性と独自性から高値で取引されることがあります。
4. 高い認知度とブランド力
ロレックスの中でも特に知名度が高く、アイコン的な存在となっているモデルは、安定した需要があるため価格が下がりにくいです。GMTマスター2やデイトナなどが代表例です。
これらの特徴を持つモデルは、時計としての魅力だけでなく、資産としても優れており、長期保有によって価値が維持または上昇する可能性があります。
正規店で買えないロレックスランキング
ロレックスの中には、正規店での購入が極めて難しい、いわゆる「幻のモデル」とされるラインアップが存在します。以下は、2025年時点で特に入手困難とされるモデルのランキングです。
第1位：デイトナ レインボー（Ref.116595RBOW）
36個のサファイアが装飾された極めて豪華なモデル。限定生産で正規ルートでの入手はほぼ不可能です。
第2位：デイトナ プラチナ（Ref.126506）
50周年記念モデルとして登場し、アイスブルーの文字盤が特徴。価格・希少性ともにトップクラスです。
第3位：GMTマスターⅡ メテオライト（Ref.126719BLRO）
隕石ダイヤルを採用し、同じ模様が存在しない唯一無二の個体。コレクター人気も高く、出会うことすら難しいモデルです。
第4位：GMTマスターⅡ レフティー（Ref.126720VTNR）
リューズが左側にあるレアな仕様。右利きの愛用者にも人気があり、正規店での案内は極めて少ないです。
第5位：オイスターパーペチュアル41 ターコイズブルー（Ref.124300）
通称「ティファニーブルー」。生産終了により、急激に価値が高騰しています。
これらのモデルは、生産数が極端に少ない、もしくはすでに廃盤となっているため、正規店での購入は事実上不可能に近い状況です。
どうしても手に入れたい場合は、信頼できる並行輸入店や中古市場を利用するのが現実的な選択肢となります。
ロレックスで一番レアなモデルとは？
ロレックスの中で「最もレア」と称されるモデルは、一般流通ではまず目にすることのない超希少モデルです。
その代表格とされているのが「コスモグラフ デイトナ レインボー（Ref.116595RBOW）」です。
このモデルは、2018年に限定で発売されたもので、ベゼルには36個のカラフルなサファイア、文字盤やケースには無数のダイヤモンドがあしらわれた非常に華やかなデザインが特徴です。
素材には18ctピンクゴールドが使われ、実用時計というよりも、もはや芸術品やジュエリーに近い位置づけとなっています。
定価は約1,000万円程度でしたが、現在の買取価格は6,000万円以上に跳ね上がっており、その希少性の高さとブランド力が如実に反映されています。
また、公式サイトに掲載されていない点からも、市場に出回る数が極めて限定的であることがわかります。
このような超高額・限定仕様のモデルは、富裕層やコレクターの間で争奪戦となっており、正規店での購入どころか、存在そのものが都市伝説のように語られることすらあります。
そのため、「ロレックスで一番レアなモデル」といえば、間違いなくこのデイトナ レインボーが筆頭候補といえるでしょう。
GMTマスター2購入難易度に関する総まとめ
- GMTマスター2は複数のタイムゾーン表示機能を備えた高機能モデル
- ビジネス・カジュアルを問わず使えるデザイン性の高さが魅力
- 正規店での購入確率は極めて低く、SSSランクに分類されることが多い
- 需要に対して供給が非常に限られており、争奪戦が常態化している
- 転売対策として購入制限や顧客選別が行われている
- ペプシやバットマンは特に人気が高く、プレ値は定価の2倍以上になることもある
- バットマンは買取価格が約260万円と高水準を維持している
- モデルごとに入手難易度が異なり、コンビモデルは比較的入手しやすい
- レアなモデルは生産終了や限定生産で価値が高騰しやすい
- GMTマスター2の購入には正規店への定期的な訪問が有効
- 担当者との関係構築が購入成功の鍵を握る
- ロレックス着用や日常会話による好印象づくりが効果的
- 平日午後など閑散時間帯の訪問が狙い目とされる
- 正規店で購入が困難なモデルは中古市場や並行輸入店の活用が必要
- デイトナレインボーはロレックス史上最もレアとされるモデル