【ロレックス】デイトナwinner24の価格を予想！1992年モデルの価値とは

ロレックスのデイトナ「winner24」は、時計愛好家やコレクターの間で圧倒的な注目を集めるモデルです。

とりわけ1992年にデイトナ24時間レースで優勝した日本人ドライバーに贈られたwinner24は、ロレックスの中でも特別仕様の一本として知られています。

このモデルは一般市場には流通しておらず、定価の設定も存在しません。そのため、現在の市場価格がいくらなのか、どのような価値を持つのかが気になる人も多いでしょう。

本記事では、ロレックス デイトナ winner24の特徴をはじめ、当時の定価の推定、市場価格の動向、1992年モデルの希少性、そして偽物を見分けるポイントについても解説します。

限られた人だけが手にすることができたこの特別なモデルの真の価値を、具体的な情報を交えて紹介していきます。

この記事でわかること

• winner24の定価や市場価格の相場感
• winner24が贈られる特別な背景と特徴
• 偽物の見分け方と購入時の注意点
• 1992年モデルの日本人ドライバーとの関係

At the end of January Connor Zilisch 🇺🇸 and Christian Rasmussen 🇩🇰 won at the Rolex 24 together with Era. Since then they've only got better…
Connor's now a Sebring 12 Hour winner
Christian's now an Indy 500 rookie of the year

2 of the brightest young talents around atm ✨️ pic.twitter.com/owI0z0872W

— magnus 🦈 (@Magnus2331) May 27, 2024

【ロレックス】デイトナwinner24の市場価格を予想

winner24の定価を一般モデルから予想

ロレックス デイトナ「Winner24」は市販モデルではないため、公式な定価は存在しません。

しかし、同時期に製造された一般モデルのデイトナと比較することで、定価の推定が可能です。

まず、winner24のベースとされるRef.16520は、1988年から2000年頃まで製造されたステンレススチール製のデイトナであり、当時の国内定価はおおよそ60万円台からスタートしていたとされています。

その後、人気の高まりとともに定価は徐々に上昇し、製造終了時点では100万円前後に達していました。

winner24が初めて贈られた1992年当時のRef.16520の定価は、およそ70万〜80万円程度と見積もることができます。

ただし、winner24は優勝記念の特別仕様であり、裏蓋の刻印や限定的な製造背景を加味すると、実際の価値はこれを大きく上回るものになります。

このように、winner24の定価は存在しないものの、一般モデルの価格帯を参考にすれば、おおよその価格感を掴むことが可能です。

ただし、市場価格とは大きく異なる点に注意が必要です。

winner24の市場価格を予想

winner24の市場価格は、一般的なデイトナの価格とは大きく異なります。

その理由は、このモデルが市販されていない特別な贈呈品であり、市場に出回る数が極めて限られているからです。

過去のオークションや専門店での事例をもとにすると、winner24の価格帯は数百万円～数千万円に達することもありえます。

特に1992年に贈られたモデルは、ロレックスがデイトナ24時間レースのタイトルスポンサーとなった最初の年の記念モデルであり、価値が非常に高く評価されています。

winner24の価格に影響を与える要素としては、付属品の有無（保証書・箱など）、時計の保存状態、贈呈されたレースの知名度、さらには贈与されたドライバーの知名度などが挙げられます。

また、個体数が極めて少ないため、価格に一定の相場は存在せず、出品されるたびに注目され、入札者同士の競争により価格が跳ね上がる傾向にあります。

結論として、winner24はその希少性と背景から、一般的な市場価格の枠を超えた「コレクターズアイテム」として高額で取引されるモデルです。

今後も希少性が維持される限り、価格の上昇が続くと予想されます。

winner24の市場価格が高くなる要因

winner24の市場価格が高騰する最大の要因は、その極端な希少性です。

このモデルは、通常の販売ルートでは入手できず、特定の耐久レースで優勝したドライバーのみに贈られる特別な仕様のデイトナです。

そのため、世界に存在する本数が非常に限られており、一般のロレックスファンやコレクターが手に入れることはほぼ不可能です。

また、winner24の裏蓋には「WINNER ROLEX AT DAYTONA」や贈呈年が刻印されており、一般のデイトナにはないオリジナルの刻印や装飾が加えられています。

これにより、時計としての価値に加えてモータースポーツの歴史的価値が加算されるため、さらに価格が高くなる傾向があります。

さらに、ロレックス自体のブランド価値と、ヴィンテージ市場全体の価格上昇トレンドも影響しています。近年は時計を投資対象とする動きが広まり、特に希少なモデルは資産価値の高さから世界中で需要が高まっています。

加えて、1992年モデルのように日本人ドライバーの偉業に関連する個体であれば、日本国内外のコレクターから特別な関心を集め、価格がさらに上昇することもあります。

これらの複合的な要因が重なり、winner24は「価格が上がり続ける特別なモデル」として認識されているのです。

オークションでの落札価格の実例

ロレックス デイトナ winner24は、市場にほとんど出回らないため、落札価格の実例も非常に限られています。しかし、過去にごくわずかに取引された事例から、その市場価値の高さをうかがうことができます。

2017年にはデイトナ24時間レースの優勝者に贈られたwinner24（Ref.116503）が出品され、480万円から580万円という予想価格が付けられました。

こちらは比較的新しいモデルではあるものの、贈呈された背景や個体の状態によって、価格が大きく変動することがわかります。

このように、オークションに登場するwinner24は極めて稀ですが、出品されればコレクターの注目を集め、高額で取引されるのが通例です。

特に状態が良く、保証書やオリジナルボックスが付属している個体は、さらなるプレミアが期待できます。

市場に出る回数が非常に少ないため、最新の価格情報は逐次チェックが必要です。入札を検討する際は、時計専門のオークションハウスや信頼できるディーラーを通じた情報収集が重要です。

【ロレックス】デイトナwinner24を徹底解説

winner24の特徴と特別仕様の内容

ロレックス デイトナ「winner24」は、一般市場には流通しない特別仕様の贈呈モデルです。

最大の特徴は、モータースポーツの耐久レース、「デイトナ24時間レース」の優勝者にのみ授与されるという点にあります。

このモデルは、通常のデイトナと基本構造は同じでも、裏蓋に施された刻印によってその希少性が際立ちます。

刻印には「WINNER ROLEX AT DAYTONA」や優勝年、さらには「24」やチェッカーフラッグなどの特別なデザインが含まれることがあります。

この刻印は機械的ではなく、丁寧に均一に刻まれており、真贋判定の重要なポイントにもなります。

また、winner24は支給される年によってモデルが異なります。

たとえば、1992年モデルはRef.16520がベースとなっており、「ブラウンチェンジダイヤル」と呼ばれる経年変化したインダイヤルが特徴の個体も存在します。

このような仕様の違いも、コレクターにとっては非常に大きな価値となります。

素材に関しても、一般のデイトナ同様に高品質なステンレススチールやゴールドが使われ、ムーブメントにはロレックスの高精度なクロノグラフが搭載されています。

winner24は単なる高級時計ではなく、モータースポーツの歴史と栄光を象徴する記念品であり、そのストーリーが唯一無二の魅力を生み出しています。

デイトナ24時間レースとは？

デイトナ24時間レースは、アメリカ・フロリダ州にある「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ」で毎年1月に開催される、世界有数の耐久レースです。

正式名称は「Rolex 24 At Daytona」であり、ル・マン24時間レース、スパ24時間レースと並ぶ「世界三大耐久レース」の一つに数えられます。

このレースは、24時間という長時間にわたって走行を続ける過酷な競技であり、ドライバー、車両、チームの総合力が試されるイベントとして世界中のモータースポーツファンから高く評価されています。

高速オーバルとインフィールドセクションを組み合わせた独自のコースレイアウトは、マシンへの負荷が極めて大きく、完走するだけでも高い技術と体力が必要です。

ロレックスは1992年からこのレースのタイトルスポンサーおよび公式タイムキーパーを務めており、同年から優勝者に特別な「ロレックス デイトナ」が授与されるようになりました。

これが、後に「winner24」と呼ばれる記念モデルです。

このように、デイトナ24時間レースは単なるスポーツイベントではなく、ロレックスがその名を冠した理由となる象徴的な舞台であり、winner24の価値を高める大きな背景となっています。

日本人が手にした1992年モデルの特徴

1992年のデイトナ24時間レースは、日本のモータースポーツ史においても非常に特別な年となりました。

この年、日本のNISMO（ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル）チームが、初出場ながら総合優勝という快挙を達成したのです。

そして、この勝利により、長谷見昌弘氏、星野一義氏、鈴木利男氏の3名の日本人ドライバーが、ロレックス デイトナ「winner24」を手にすることとなりました。

この1992年モデルのwinner24には、いくつかの特筆すべき特徴があります。

裏盤の刻印

まず、裏蓋には「WINNER ROLEX AT DAYTONA 1992 24」と刻印されており、その年の栄誉を明確に表すデザインとなっています。

加えて、刻印のそばにチェッカーフラッグのモチーフがあしらわれた個体もあり、レースとの強い結びつきを象徴しています。

ベースモデルはRef.16520

時計のベースモデルはRef.16520であり、ムーブメントにはエル・プリメロを改良した自動巻きクロノグラフを搭載。

この時期のモデルに特有の「ブラウンチェンジダイヤル」（経年で茶色に変色するインダイヤル）が見られる個体もあり、ヴィンテージ市場での希少価値をさらに高めています。

さらに、使用されたブレスレットはオイスターブレスレット（Ref.78360）で、フラッシュフィットには503の刻印が見られます。

これらは当時の仕様を示すディテールであり、真贋の判断材料にもなります。

このように、1992年モデルは日本人ドライバーが手にした初のwinner24であるとともに、数あるwinner24の中でも歴史的・象徴的な価値が極めて高い一本として知られています。

winner24の購入方法と入手ルート

ロレックス デイトナ winner24は、一般のロレックス販売店では一切取り扱われていない非売品モデルです。

そのため、通常のルートで新品を購入することは不可能です。
では、winner24を入手するにはどうすればよいのでしょうか。

オークション

まず考えられる入手ルートの一つが、オークションです。

winner24はその希少性と話題性から、世界的な時計オークションやチャリティイベントなどに出品されることがあります。

ただし、出品頻度は極めて低く、数年に一度あるかないかのレベルです。出品された際には価格が非常に高騰するため、事前の予算計画と情報収集が重要になります。

ディーラーやコレクター間の非公開取引

次に、高級時計専門のディーラーやコレクター間の非公開取引も一つの方法です。

こうしたルートでは、長年の信頼関係やネットワークがものを言うため、初心者にとってはハードルが高い面がありますが、信頼できる業者やエージェントに相談することで入手の可能性が広がります。

また、過去にwinner24を授与されたドライバーやその関係者が、個人的に売却するケースも稀に存在します。このような場合でも、真贋の確認や価格交渉が必要となるため、専門家の鑑定を受けることが不可欠です。

重要なのは、winner24は精巧な偽物も多く出回っているため、正規の書類や保証書、個体の来歴が明確なものを選ぶことです。

安易な個人取引やネットオークションでの購入は、トラブルの原因となる可能性が高いため、十分な注意が必要です。

結論として、winner24を入手するには、信頼できる情報源と確かな審美眼を持つことが重要です。オークションや専門ディーラーなど、公的な場での取引を通じて慎重に進めるのが、安全かつ確実な方法といえるでしょう。

偽物の見分け方

ロレックス デイトナ winner24は極めて希少なモデルであるがゆえに、精巧な偽物が多く出回っているのが実情です。

特に「WINNER ROLEX AT DAYTONA 1992 24」などの刻印が施された裏蓋を持つ個体には注意が必要で、偽造品であるケースも多く報告されています。

ここでは、主な見分け方を紹介します。

裏蓋の刻印の精度

まず確認すべきは、裏蓋の刻印の精度です。

本物のwinner24には、深く、均一で、フォント間隔が整った刻印が施されています。一方、偽物は刻印が浅かったり、文字の形状が不自然だったりすることが多く、違和感を覚える仕上がりになっています。

王冠ロゴ

次に、ロレックスの王冠ロゴにも注目してください。

本物は細部まで美しく成形されており、王冠の突起の形状や間隔も完璧です。偽物では、王冠の突起が潰れていたり、不均一なサイズになっていたりと、明らかなズレが見られます。

ムーブメントの違い

さらに、ムーブメントの違いも重要な判別ポイントです。

winner24には高精度なクロノグラフムーブメントが搭載されており、秒針の動きが滑らかで、クロノグラフ機能も正確に作動します。

偽物では、秒針の動きがぎこちなかったり、クロノグラフが正しく作動しなかったりする例が多く見受けられます。

保証書やシリアルナンバーの一致

また、保証書やシリアルナンバーの一致も確認が必要です。

本物のロレックスには、個別のシリアルナンバーが時計本体と保証書の両方に記載されています。

偽物では保証書が偽造されていたり、そもそも保証書がない場合もあるため、注意が必要です。

バンドや文字盤の仕上がり

最後に、バンドや文字盤の仕上がりにも注目しましょう。

本物はエッジの処理が丁寧で、インデックスや印刷に一切のズレがありません。偽物は細部の処理が甘く、夜光塗料の発光具合もムラがあることが多いです。

不安な場合は、専門の鑑定士に相談するのが最も確実な方法です。

というか、そもそも本物は流通していません。

中古市場での偽物の購入には気を付けましょう。

【ロレックス】デイトナwinner24の価格まとめ

• winner24は市販されておらず定価設定がない特別モデル
• 一般モデルRef.16520の価格を参考にすると1992年当時の定価は約70〜80万円と推定される
• 市場価格は数百万円から数千万円、場合によっては1億円超もあり得る
• 価格は保証書や箱などの付属品の有無によって大きく変動する
• 保存状態の良し悪しが価格に直結する
• 贈呈されたレースの知名度も価格に影響を与える
• 特定のドライバーに贈られたモデルはさらなるプレミアが付く可能性がある
• 1992年モデルはロレックスがデイトナ24時間レースのスポンサーになった初年度で特に高評価
• 市場に出回る頻度が極端に少なく、価格相場は存在しない
• winner24は歴史的背景とストーリー性が価格に反映されるモデルである
• デイトナ24時間レースの優勝者にのみ授与されることで希少性が高まっている
• 裏蓋の特別刻印やチェッカーフラッグデザインが特別感を演出する
• ブラウンチェンジダイヤルなどの個体差も価値を高める要因となる
• 精巧な偽物も多く、市場での取引には鑑定が必須となる
• 信頼できるオークションやディーラー経由での入手が安全とされる